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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション医療システム・ツール
診療ガイドライン―脳卒中,認知症,パーキンソン病など
Clinical practice guidelines: guidelines for stroke, dementia, Parkinson disease, etc.
根本 明宜
1
Akinobu Nemoto
1
1横浜市立大学附属病院医療情報部
1Department of Medical Informatics, Yokohama City University Hospital
キーワード:
ガイドライン
,
EBM
,
標準化
Keyword:
ガイドライン
,
EBM
,
標準化
pp.1257-1263
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101098
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はじめに
医療費の削減が言われ,DPC(diagnosis procedure combination)の導入などもあり,日本でも医療コストが意識されるようになりつつある.リハビリテーションにおいても,根拠に基づいた医療(evidence based medicine;EBM)の重要性が言われ,根拠が示せないと「勘と度胸で」リハビリテーションが打ち切られてしまう時代である.EBMを日常診療に適応するには,情報の入手と吟味が困難であり,エビデンスの二次資料としての診療ガイドラインが有用になってくる.日本リハビリテーション医学会でも脳卒中ガイドラインへの参画から始まり,診療ガイドライン委員会が設けられ,策定が進められている.ガイドラインの経緯などに触れながら,リハビリテーションに関係する主なガイドラインについて概括する.
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