特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
神経・筋疾患
パーキンソン病
成田 有吾
1
1三重大学医学部看護学科
pp.391-394
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105547
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どのような病気なのでしょうか
▲パーキンソン病とは,脳の特定の神経細胞が衰弱して減るために引き起こされる病気です.
▲特徴的な症状としては,ふるえたり,筋肉が硬くなったり,動作が遅くなったり,バランスを崩して転びやすくなったりします.表情が硬い,早口の小声,小刻みな前のめりの歩き方なども特徴的な症状です.このような,いわゆる運動症状と呼ばれるものには,抗パーキンソン病薬がよく効きます.
▲ゆっくりと症状が進行していくものの,薬によって症状をコントロールすることで,ふつうの人と変わらない生活を送ることができます.
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