Japanese
English
今月の主題 高血圧治療のポイント
合併症を伴った高血圧の治療
脳出血,脳梗塞後の高血圧
吉井 文均
1
,
篠原 幸人
1
1東海大学医学部・神経内科
pp.1178-1180
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221751
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高血圧が持続すると,脳の太い血管にはアテローム硬化が進行し,細小動脈には内膜肥厚・ヒアリン化および血管壊死などが生じるが,これらの病変が閉塞性脳血管障害や脳内出血の原因になることはよく知られている1).
また高血圧は,脳循環の血圧に対する自動調節能にも影響を及ぼす.自動調節能の働く範囲は,正常血圧者では平均動脈血圧で50〜150mmHgであるのに対し,高血圧患者ではその範囲が高血圧側に偏位する1).したがって,高血圧患者では不用意な降圧療法が臨床症状を生じさせたり,脳梗塞発症の引き金になったりする.

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