Japanese
English
今月の主題 消化器薬の使い方
消化性潰瘍
H2-blockerの問題点
川井 啓市
1
1京都府立医科大学・公衆衛生学
pp.566-567
発行日 1986年4月10日
Published Date 1986/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220288
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- Abstract 文献概要
Blackらによって開発されたHistamine-2受容体拮抗剤(以下H2-blockerと略す)は胃酸分泌を壁細胞のhistamine受容体のレベルで抑制するものであり,新しい消化性潰瘍治療剤として確固たる位置づけをもつに至った.
すなわち,単離壁細胞を用いてH2-リセプター,アセチルコリン・リセプター,ガストリン・リセプターの存在が証明され,酸分泌の機構が分子レベルで解明されるなど,H2-blockerの開発は消化管生理学の進歩に多大の貢献を果たしたのである.また1982年に本邦でも臨床的に応用されるようになると,自覚症の消失,潰瘍ニッシェの消失において,過去の薬剤と比較して著しい効果が証明され,手術例の激減と相俊って消化性潰瘍の治療方法が書きかえられてきたのである.
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