Japanese
English
治療のポイント
機能性不随意運動の行動療法
川野 通夫
1
,
高山 巌
2
1鹿大第1内科
2鹿大内科
pp.1898-1900
発行日 1971年12月10日
Published Date 1971/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203936
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行動療法と学習理論
近年,行動療法(behavior therapy)という治療法が臨床医学にとり入れられ,注目されつつある.行動療法というのはH. J. Eysenckが命名したものであるが,その理論的基礎は現代心理学の学習理論であり,この分野で開拓された知識や技法を人間の行動障害の治療に適用しようとするものである.行動療法の治療技法には,積極的条件づけ療法,オペラント条件づけ療法,逆制止療法,負の練習,嫌悪療法などがあり,治療に際してはこれらの技法を単独に用いるか,あるいは併用する.
ところで,機能性不随意運動はmotor-neurosisともいわれ,その治療法としては,従来,説得および支持療法,精神分析療法,薬物療法などが行なわれているが,難治な場合が多い.しかし,行動療法はこの種の疾患の治療においても大きな成果をおさめている.

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