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治療のポイント
トランスアミナーゼ軽度上昇患者の管理
市田 文弘
1
1新大内科
pp.1624-1626
発行日 1971年10月10日
Published Date 1971/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203868
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- 1ページ目 Look Inside
血清トランスアミナーゼ(GOT,GPT)の上昇をきたすのは多くは肝疾患である.しかしGOTは肝以外の臓器にも含まれているので,たとえば筋疾患でもまれにはみられるが,ここでは肝疾患に限ることにする.
近年,血清トランスアミナーゼは容易に測定できるようになるにしたがい,トランスアミナーゼの異常値を示す症例が多くなりつつある.とくに自覚症状が全くなく,ただトランスアミナーゼのみが軽度上昇を示す例を一部の人が提唱するように"Transaminitis"という概念で理解して,疾患との関連において考えなくてよいものか,あるいはやっぱり肝疾患の1つのパターンとして考えて管理すべきか,実地臨床的には大きな問題である.しかしトランスアミナーゼの血中遊出機構も明確にわかっていなく,また長期トランスアミナーゼ上昇患者に対する管理についても十分確立されていない現状である.ここでは日頃経験的に理解している点などを中心に,トランスアミナーゼ上昇患者の管理について述べることとする.

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