Japanese
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特集 老人問題と公衆衛生
高齢者とその公衆衛生的対応
岡田 博
1,2,3
Hiroshi OKADA
1,2,3
1名古屋市立科学館
2名古屋大学
3愛知医科大学
pp.581-586
発行日 1986年9月15日
Published Date 1986/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207323
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■はじめに
"老人と公衆衛生対応"というテーマの御依頼ですが,老人という言葉は筆者はなるべく用いないことにしていますので"高齢者"を使いたいと思います.
衛生公衆衛生的な対応に相当する事項は,わが国にあっては古くより存在していました.鎖国であった徳川時代末期には既に種痘も行われていましたし,明治になってからは,内務省に衛生局が設置されて,当時の重要な疾病であった天然痘,ペスト,コレラなどの外来伝染病や種々の伝染病に対して予防防疫処置がとられていたし,その後大正,昭和に至るまで,多くの急性伝染病の予防,職業衛生,労働衛生,その他の対策にかなりの業績が挙げられてきたのは周知の通りです.

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