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特集 自然毒 刺傷・咬傷―野外危険生物
生物による刺傷・咬傷:最近の話題
①神奈川県のヤマビルについて―ヤマビル防除対策研究から
岩見 光一
1
1神奈川県自然環境保全センター研究部
pp.394-396
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101799
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はじめに
神奈川県の丹沢の里山にニホンヤマビル(Haemadipsa zeyranica japonica)が生息するようになり,農業者や住民に吸血被害が出始めてから概ね10年以上が経過した.ヤマビルの被害の深刻さは,吸血による身体的なダメージではなく,薄気味悪さや恐怖といった精神的なダメージが大きく,その分地域社会にとって深刻な問題となっている.
ヤマビルの研究は平成19年度から2か年,県の5つの試験研究機関と大学,民間の研究機関が共同して実施したが,このうち,筆者が所属する自然環境保全センターは,ヤマビルの生理と生態,ヤマビルの生息域および拡大要因の解明,被害予防や駆除対策に関する調査研究を担当した.

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