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増刊号 訪問作業療法
第3章 生活行為の可能性を広げる訪問の現場での多職種連携
5 地域包括支援センターと訪問作業療法士の連携による訪問型サービス・活動C
齋藤 洋平
1
,
高橋 佳孝
2
,
根尾 恵子
2
,
齋藤 愛佳
2
Yohei Saito
1
,
Yoshitaka Takahashi
2
,
Keiko Neo
2
,
Aika Saito
2
1南砺市地域包括支援センター
2南砺市訪問看護ステーション
pp.820-826
発行日 2026年7月20日
Published Date 2026/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600080820
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事例提示
生活歴・職歴:A氏は90代の男性で,子ども2人は他県在住のため独居である.姪や孫が同市内在住で,身の回りの簡単な介護を行っていた.定年まで公務員として勤務し,写真撮影や唄,三味線,ペタンク等を行い,同年代の人よりも活動的に過ごされていた.複数回,がんの既往があるが,定期受診し経過観察中である.脊柱管狭窄症による手術の既往があり,この影響から歩行時のふらつきがみられていた.認知機能の低下はみられず,スケジュール管理や友人とのコミュニケーションも良好であった.
X年に生活援助等のため介護保険を申請した.この際,要支援 1の認定を受け,運転免許証を返納した.同時期に妻が亡くなり,意欲低下,不眠が出現,外出機会が減少し,週1回通所介護サービス,買い物や掃除のために週1回訪問介護サービス,週5日配食サービスが開始となった.しかし,その後,自宅で転倒を繰り返す等,徐々にADLが低下した.自宅では,横になってテレビを観る時間が長く,以前のように活動的に過ごすことができないまま経過した.

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