特集 自己決定を支える排泄ケア―相談員育成による取り組みから
山形県排泄ケアマネジメント相談員による活動の実際
要支援高齢者に対する地域包括支援センターでの相談活動
井上 久子
1
,
小林 幸代
2
,
今野 日出子
3
,
村山 眞理子
4
1新庄市社会福祉協議会新庄市地域包括支援センター
2高畠町地域包括支援センター
3医療法人社団悠愛会地域包括支援センターふれあい
4寒河江市地域包括支援センター
pp.198-200
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101025
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地域包括支援センターの取り組み
2006(平成18)年4月の介護保険制度の改正に伴い,新たに地域包括支援センターが創設されました。地域包括支援センターは「地域住民の心身の健康の保持と生活の安定のために必要な援助を行なうことにより,保健医療の向上・福祉の増進を包括的に支援すること」を目的とし,具体的には1)地域に総合的・重層的なサービスネットワークを構築すること,2)高齢者の相談を総合的に受け付け対応すること,3)虐待防止など高齢者の権利擁護につとめること,4)高齢者に対し,包括的・継続的なサービスが提供できるようケマネジメント体制の構築を支援すること,5)介護予防事業・介護予防給付の適切なケアマネジメントを行なうことが求められています。
地域包括支援センターが始動したばかりで現場での混乱が伝えられるなか,私たちは山形県排泄ケアマネジメント相談員としての活動も続けてきました。
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