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連載 私のターニングポイント・第74回
「伝わらなければ意味がない」—研究の挫折と教育現場が教えてくれたこと
新島 剛
1
1平成リハビリテーション専門学校理学療法学科
pp.834
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520600070834
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- Abstract 文献概要
専門学校を卒業後,2007年に理学療法士として病院に入職しました.臨床で経験を積み,2014年からは北関西地区エリアのリハビリテーション部エリア担当長としてマネジメントや人材育成にも従事しました.そんな順調に見えたキャリアのなかで,私は最初の大きな壁にぶつかります.30歳台前半,エリア担当長を務めながら大規模な臨床研究に取り組む機会があったのですが,当時の私は研究や統計の知識が乏しく,何から手をつければよいのかまったくわかりませんでした.そのときはかなり苦労したのですが,今にして思えばこの経験が私のターニングポイントでした.
翌2015年,教育の道へ進み,平成リハビリテーション専門学校の専任教員に就任しました.臨床での熱意をそのまま学生にぶつけようと教壇に立ちましたが,ここでも新たな壁に直面します.どれだけ情熱をもって熱弁しても,学生に興味をもってもらえないことがあったのです.悩んだ末,「どんなに素晴らしい内容でも,相手に合わせて伝え方を工夫しなければ決して伝わらない」という事実に気づきました.この教育現場での気づきは,自身の「伝え方」を深く見つめ直す大きな教訓となりました.
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