連載 当世フェミニン事情—ゆれる女性たち・1【新連載】
やり手デザイナー社長の挫折
高畠 克子
1
1東京都精神医学総合研究所
pp.850-853
発行日 1995年9月1日
Published Date 1995/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904891
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プロローグ
「女性の女性による女性のための相談活動」が東京・四谷に産声をあげてほぼ15年.はじめはなじみのない小さな活動だったが,徐々に全国的に広がりつつある.なぜセラピスト(治療者)も,クライエント(来談者)も女性なのかについては,おいおい事例を通して説明していきたいと思っているが,ひとことで言えば,「女性の心の問題は,女性がより深く理解し,癒してゆける」ということがモットーとなっている.
この連載では,実際にフェミニストセラピーセンターに来られた方の事例を取り上げ,女性ならではの悩みについてふれ,治癒に至るプロセスを紹介していきたいと考えている.
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