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バイオバンク活動の実際とJIS Q 20387の適用・7
診療施設併設型バイオバンクにおけるデータの管理
森田 瑞樹
1,2,3
1岡山大学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域
2岡山大学医学部保健学科検査技術科学専攻
3岡山大学病院バイオバンク(岡大バイオバンク)
pp.726-730
発行日 2026年6月15日
Published Date 2026/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700060726
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はじめに
バイオバンクにおけるデータ管理は,対象者情報や試料情報の管理だけでなく,業務手順,品質保証,試料の追跡,提供先の研究の管理,文書管理まで含む広い概念である.そのため,読者の皆さまが知りたい内容も,どのデータを管理すべきかという全体像から,どのような情報管理システムを導入すべきかという実務的課題まで幅広いのではないだろうか.
本稿では,まず臨床検査室とバイオバンクの業務プロセスを比較し,両者の共通点と相違点を整理する.次に,その比較を踏まえて,管理すべきデータの概要および項目を注意点と共に述べる.これにより,自施設に適したデータ管理の枠組みを考える際の視点を提供することを目的とする.
なお,本稿で対象にするバイオバンクとは,ヒト生体試料を扱う診療施設併設型バイオバンクである.また,本稿ではデータベース設計やシステム実装の詳細には立ち入らない.実装上の具体的な事柄については成書を参照されたい1).

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