バイオバンク活動の実際とJIS Q 20387の適用・3
バイオバンクの沿革
森崎 隆幸
1
1東京大学医科学研究所バイオバンク・ジャパン
pp.84-89
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700010084
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はじめに
「バイオバンク」とは「生体試料と付随する情報の利用を目的とする収集・保管」をいい,必ずしもヒトについてだけでなく,広く生物の試料情報についての収集・保管を示す用語ではあるが,今日では,医学生物学研究,とりわけ,ゲノム・オミックスを扱う研究ではなくてはならない機能を指す用語である.今回は,生物としてのヒトあるいはヒトの疾患(研究)についてのバイオバンク・バイオバンキング(バイオバンク活動)についてである.ここでは,バイオバンク総論としてバイオバンクの沿革を振り返り,世界のバイオバンクの発展や日本での状況を述べ,代表例としてUKバイオバンク(UK Biobank:UKB)と,国内で最も古く,かつ最大規模の「バイオバンク・ジャパン(Biobank Japan:BBJ)」のこれまでの活動と今後の方向性について述べる.

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