特集 訪問看護ステーションを核にした在宅ケアサービス総合化の試み
特集2 それぞれのステーションの試み
病院併設型訪問看護ステーションの選択
村上 美好
1
1済生会横浜市南部病院看護部
pp.21-24
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902062
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はじめに
いまだに揺れている部分があるにせよ,介護保険の中味が具体化し,検討されていた諸事項も実施に向けて動き始めている.当院が経営母体となる訪問看護ステーションは,新たに経営活動方針の選択を迫まられている.看護界の動向からみれば,訪問看護ステーション独自の思惑もいろいろあり前向きにいきたいところである.しかし,病院経営の実情絡みで意思決定せざるをえないのも現実である.筆者は当病院の看護部長として,病院の経営・管理をする幹部会議の一員という立場にある.そこで本稿では,当病院と訪問看護ステーションや地域ケアプラザ(デイサービス)との連携の現状から,どのように今後の訪問看護ステーションのあり方を模索しているかについて述べる.
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