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特集 おさらい消化器疾患—あなたの知識をブラッシュアップ
消化管
成人の急性虫垂炎—外科医からお伝えしたい最新事情
里吉 哲太
1
1湘南フォーシーズンズクリニック
キーワード:
急性虫垂炎
,
非切除治療
,
NOM
,
interval appendectomy
,
虫垂腫瘍
,
sheared decision making
Keyword:
急性虫垂炎
,
非切除治療
,
NOM
,
interval appendectomy
,
虫垂腫瘍
,
sheared decision making
pp.1182-1187
発行日 2026年7月10日
Published Date 2026/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630081182
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Point
◎急性虫垂炎の診断は,右下腹部痛や発熱などの症状,右下腹部圧痛や筋性防御などの身体所見,血液検査データの炎症値上昇などを組み合わせてスコア化し,CTなどの画像診断を追加することで診断精度が向上する.典型的な身体所見は右下腹部に限局する圧痛であるが,虫垂位置の解剖学的な個体差により多様な所見を呈することも忘れずに.
◎単純性の急性虫垂炎は,緊急手術をせずに抗菌薬で治療する非切除治療(NOM)も可能である.また,膿瘍を形成していたり,発症から日数が経っていたりする症例などには抗菌薬で初期治療を行い,炎症を落ち着かせたのちに,待機的な切除術を行うinterval appendectomyも選択肢となる.
◎抗菌薬で初期治療を行った患者にも,増悪した際の緊急手術を想定しておく.NOM後に90日間で3割ほどが再発を起こす.頻度は低いものの,40歳以上には虫垂腫瘍が含まれてくる.将来を見越した説明と治療方針の選択が必要であり,可能であれば診断時に外科医へコンサルトを.

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