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特集 概念を磨く,看護が変わる—理論看護研究会がめざすこと
第3回理論看護研究会 研究会発表より—「つくる」「つかう」「つたえる」
「実践と理論をつなぐ」ことへの挑戦—理論看護研究会が切り拓く新たな知の循環
小野 博史
1,2
,
坂下 玲子
1,2,3
1兵庫県立大学看護学部
2理論看護研究会
3兵庫県立大学
pp.137-139
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002283700590020137
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理論看護研究会発足の軌跡
理論看護研究会の発足までの軌跡を振り返ることで,この研究会が目指す方向性を明確にしたい。兵庫県立看護大学(現・兵庫県立大学)では,特に大学院教育において,米国の看護教育のあり方を踏まえ,コースワークを重視したカリキュラムを導入している。看護理論に関する科目は博士前期課程(修士課程)においても博士課程においても必修としている。こうした教育基盤の形成には,兵庫県立看護大学の学長を務められた南裕子先生と,共に学部を支えてこられた片田範子先生のイニシアティブが大きい。両人はカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の博士課程を修了され,国際的にも活躍してこられた。
こうした人的ネットワークを背景として,2015年10月にはAfaf I. Meleis先生を招聘し,Transition Theoryを中心とした看護理論の講演が実施された(本誌49巻2号,2016)。この講演は,筆者らが看護理論の意義にあらためて着目し,関心を深めていく重要な契機となった。これを受けて2016年1月より,筆者らは看護理論に関する自主勉強会を立ち上げ,Meleis先生の著書『Theoretical Nursing』の輪読を中心とした勉強会を兵庫県立大学の有志とともに開始した。この勉強会は,後の理論看護研究会の母体となった。

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