連載 精神科診療の見立てと精神療法を,改めて考えてみよう
啓蒙思想,ロマン主義とドイツ精神医学③―デカルトと科学革命(下)
原田 誠一
1
,
神田橋 條治
2
,
中尾 智博
3
,
高木 俊介
4
,
岸本 寛史
5
,
滝上 紘之
6
,
八木 剛平
7
1原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所
2伊敷病院
3九州大学大学院医学研究院 精神病態医学
4たかぎクリニック
5静岡県立総合病院
6東京都立松沢病院精神科
7翠星ヒーリングセンター
pp.220-235
発行日 2025年2月5日
Published Date 2025/2/5
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今回はデカルト(1596~1650)の「機械論」「心身二元論」を検討するが,まずは啓蒙思想に関するロバートソンの文章(Robertson, 2015)を引用しよう。思想史研究の大家による解説に触れる経験が,今回のキーワード「啓蒙思想,科学革命,デカルト,知性と感覚の関係にまつわる認識」についての知識を整理するのに役立つのではないか,と期待してのことです。

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