連載 古典症例に学ぶ
マイケルとリンドンに換喩を学ぶ
小森 康永
1
1愛知県がんセンター
pp.213-219
発行日 2025年4月5日
Published Date 2025/4/5
DOI https://doi.org/10.69291/pt51020213
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はじめに
マイケル・ホワイト(1948.12.29~2008.4.5)が『精神療法』誌の連載「古典症例に学ぶ」でフロイト,フェレンツィ,ジャネなどと並ぶ日が来ようとは思いもしなかったが,私は依頼を受けてすぐに,マイケル,51歳の論考「歴史と関わり直す:潜-在」(White, 2000)に紹介されたリンドン青年を選んだ。しかし,上記論文は,没後,選りすぐりの論文を集めた『ナラティヴ・セラピー・クラシックス』(White, 2016)には再録されていない。リンドンを古典症例とする理由は何か。リンドンは何を一番鮮やかに提示したのか。

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