潮流
ポリファーマシー対策の指標を検討
アウトカム導出へ、具体策に課題も
pp.26-27
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2971010
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薬物有害事象が問題となりやすい高齢者の薬物療法の適正化(ポリファーマシー対策)の結果として、多剤服用による害(ポリファーマシー)を回避または減少させるための具体策やアウトカムを評価するための指標に関する検討が厚労省の「高齢者医薬品適正使用検討会」(印南一路座長)で続いている。各患者の個別性に着目するミクロの視点では、薬剤起因性老年症候群の原因薬となり得る薬剤などが分かってきているものの、患者本人にアプローチしてポリファーマシーを回避・減少させる行動変容に繋げるための地域の体制構築が課題となっている。
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