潮流
医師養成過程を通じた偏在是正策を了承 「広域プログラム」など5つの柱で
pp.30-31
発行日 2024年12月11日
Published Date 2024/12/11
DOI https://doi.org/10.57527/JUNPO2948009
- 有料閲覧
- 文献概要
厚労省の「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」(遠藤久夫座長)は11月29日、医師の養成過程を通じた医師偏在是正策として5つの柱で構成する内容を大筋で了承した。検討会としての取りまとめに際する文言の調整など微修正は座長一任とした。厚労省は、「新たな地域医療構想等に関する検討会」での議論とあわせて、年内に医師の偏在是正に関する「総合的な対策パッケージ」を取りまとめる方針だ。 厚労省が同検討会で議論してきた内容を踏まえてまとめ、同日の会合に示した「医師偏在是正に向けた基本的な考え方(案)」では、医師確保について「総数の確保から適切な配置へと重心をシフトしていく必要がある」と記した。また、「若手医師を対象とした医師養成過程中心の対策から、全ての世代の医師へのアプローチが求められる」との方針も明記。「国、地方自治体、医療関係者、保険者等のすべての関係者が協働して医師偏在対策に取り組むことが重要」との考えも盛り込んだ。
Copyright © 2024 Syakaihokennkennkyuujo All Rights Reserved.