特集 アレルギー疾患
セミナー アレルギー疾患への具体的アプローチ
蕁麻疹
益田 浩司
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学
キーワード:
▶蕁麻疹は病型により原因と治療戦略が異なるため,正確な病型診断が重要である.
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▶特発性蕁麻疹は全体の約80%を占め,慢性化例では自己抗体やストレスなどが関与することがある.
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▶診断では詳細な問診を重視し,スクリーニング的な検査は最小限に行う.
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▶治療の基本は原因・悪化因子の除去と第2世代抗ヒスタミン薬の継続投与である.
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▶抗ヒスタミン薬で治療効果が不十分な場合は,2倍量までの増量や併用を行う.
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▶副腎皮質ステロイド製剤の全身投与の連用は基本的には避ける.
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▶既存治療で効果不十分な慢性特発性蕁麻疹には,オマリズマブやデュピルマブを考慮する.
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▶症状消失後も一定期間治療を継続し,段階的に減量・中止することが再発予防に有効である.
Keyword:
▶蕁麻疹は病型により原因と治療戦略が異なるため,正確な病型診断が重要である.
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▶特発性蕁麻疹は全体の約80%を占め,慢性化例では自己抗体やストレスなどが関与することがある.
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▶診断では詳細な問診を重視し,スクリーニング的な検査は最小限に行う.
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▶治療の基本は原因・悪化因子の除去と第2世代抗ヒスタミン薬の継続投与である.
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▶抗ヒスタミン薬で治療効果が不十分な場合は,2倍量までの増量や併用を行う.
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▶副腎皮質ステロイド製剤の全身投与の連用は基本的には避ける.
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▶既存治療で効果不十分な慢性特発性蕁麻疹には,オマリズマブやデュピルマブを考慮する.
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▶症状消失後も一定期間治療を継続し,段階的に減量・中止することが再発予防に有効である.
pp.1466-1470
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.10_015
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はじめに
蕁麻疹は,紅斑を伴う一過性,限局性の皮膚の浮腫が出没する疾患であり,痒みを伴い個々の皮疹は24時間以内に消退するといった特徴を持つ.比較的頻度の高い疾患だが,いくつかの病型があり,それぞれ原因や治療戦略が異なるため,診察においては注意深い問診が重要である.蕁麻疹に対しては日本皮膚科学会よりガイドラインが策定されていたが,2026年4月に「蕁麻疹診療ガイドライン2026(第4版)」として改訂版が発表された1).本稿ではこの最新のガイドラインの内容について,診断や治療を中心に解説する.

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