今月の主題 免疫反応と臓器疾患
即時的過敏性反応
蕁麻疹
石川 英一
1
1群馬大学医学部・皮膚科
pp.828-830
発行日 1985年5月10日
Published Date 1985/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219747
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蕁麻疹は突然掻痒とともに皮膚,ときに粘膜に出現する限局性の表在性炎症性浮腫で,臨床的には24時間以内に消失する扁平隆起性の皮疹(膨疹)として観察される(図1).膨疹は出没をくり返すが,その期間が数日から数週までの短期間のものを急性蕁麻疹,6週以上にわたってみられるものを慢性蕁麻疹という.原因別には表のように分類される.
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