特集 緩和医療
治療 緩和ケアのbest practice
専門的がん疼痛治療
松本 禎久
1
1がん研究会有明病院緩和治療科
キーワード:
▶専門的がん疼痛治療を薬物療法やケアと組み合わせて実施することにより,より質の高い鎮痛が得られるケースが少なからず存在する.
,
▶有痛性骨転移に対する緩和的放射線治療は,薬物療法と並行してまず考えるべき専門的鎮痛法である.
,
▶神経ブロック,脊髄鎮痛法,IVRは,実施できる施設が限られるが,各学会のホームページなどで実施可能施設が紹介されている.
,
▶より質の高い鎮痛法はないのかと考えた場合,まずは各地域で従事する緩和ケアの専門家に相談することが勧められる.
Keyword:
▶専門的がん疼痛治療を薬物療法やケアと組み合わせて実施することにより,より質の高い鎮痛が得られるケースが少なからず存在する.
,
▶有痛性骨転移に対する緩和的放射線治療は,薬物療法と並行してまず考えるべき専門的鎮痛法である.
,
▶神経ブロック,脊髄鎮痛法,IVRは,実施できる施設が限られるが,各学会のホームページなどで実施可能施設が紹介されている.
,
▶より質の高い鎮痛法はないのかと考えた場合,まずは各地域で従事する緩和ケアの専門家に相談することが勧められる.
pp.240-243
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.43.02_018
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
がん疼痛治療は,薬物療法やケアが基本となるが,専門家による疼痛治療(専門的がん疼痛治療)を組み合わせることが望ましいケースも多い.薬物療法やケアだけでは痛みが十分に軽減しない難治性の痛みに対してだけではなく,専門的疼痛治療を組み合わせることでより質の高い鎮痛が得られると考えられる場合には積極的に考慮するべきである.神経ブロックにより痛みが軽減した結果,痛みに悩まされることがなくなるばかりではなく,鎮痛薬が減量可能になることにより眠気や悪心といった鎮痛薬の副作用が軽減できるケースもある.わが国において緩和的放射線治療や神経ブロックなどの専門的がん疼痛治療がさらに広く提供される必要があると考えられたことから,2022年からはがん診療連携拠点病院が他施設との連携も含めた提供体制を整備し,その体制や実施状況を公表するように指針で示されている.

Copyright © 2026 Bunkodo Co.,Ltd. All Rights Reserved.

