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誌上シンポジウム 運動器の慢性疼痛に対する薬物療法の新展開
疼痛治療の今日的意義
The Contemporary Significance of Treatment for Musculoskeletal Pain
西原 真理
1
,
牛田 享宏
1
Makoto NISHIHARA
1
,
Takahiro USHIDA
1
1愛知医科大学学際的痛みセンター
1Multidisciplinary Pain Center, Aichi Medical University
キーワード:
運動器の慢性疼痛
,
chronic musculoskeletal pain
,
集学的アプローチ
,
interdisciplinary approach
Keyword:
運動器の慢性疼痛
,
chronic musculoskeletal pain
,
集学的アプローチ
,
interdisciplinary approach
pp.287-289
発行日 2011年4月25日
Published Date 2011/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101952
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運動器における疼痛治療の意義とその重要性は増すばかりである.しかし,特に慢性化する場合には治療が困難になることも多い.疼痛はその定義上,傷害性の要素と同時に大脳皮質の機能障害という側面を含んでおり,統合的な理解を進めなければならない.また今日的意義を考える場合,疼痛治療は社会状況の変化に影響を受けており,その需要を的確に把握するためにも疫学研究が進められる必要がある.今後,新しい薬物療法についても問題点を整理し,それだけで解決しない慢性疼痛への集学的治療を広めていくことが重要である.
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