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Keyword: ▶高齢者や免疫抑制者では食欲や活動性の低下など,肺炎と直接関連ない症状で受診する場合もある. , ▶抗菌薬の先行投与により微生物検査の陽性率は著明に低下するため,可能な限り抗菌薬投与前の検体採取が望ましい. , ▶グラム染色は簡便性と迅速性に優れるため,原因微生物をある程度推定してエンピリック治療を開始することができる. , ▶検査の目的と臨床医が疑う微生物を細菌検査室へ伝えることで,適切な微生物検査の実施が可能である. , ▶細菌性肺炎では菌血症を伴わない症例も多いが,重症度や症例の背景を考慮して可能な限り血液培養の採取が望ましい. , ▶抗原検査は従来の培養検査と比較して迅速な結果取得が可能であるが,感度や特異度に限界もあるためそれぞれの特性を活かしたアプローチが重要である. , ▶肺炎の確定診断には画像検査が必要であり,胸部X線および必要に応じて胸部CTを確認する. , ▶日本全体では結核低蔓延国の水準を維持しているが,高齢者および外国出生者の罹患率は依然として高く,否定できない場合は抗酸菌検査を積極的に行う. , ▶細菌性肺炎は発症の場や患者背景,病態の観点から,市中肺炎(CAP),医療・介護関連肺炎(NHCAP),院内肺炎(HAP)に分類される. , ▶CAP,NHCAPはA-DROPスコア,HAPはI-ROADスコアを用いた重症度評価を含む治療アルゴリズムが推奨されている. , ▶分類・重症度・グラム染色や迅速検査結果から推測される微生物の情報をもとに,エンピリック治療を開始する. pp.1658-1662
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.50936/mp.42.11_009

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電子版ISSN 印刷版ISSN 0910-1551 文光堂

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