Round Table Discussion
神経内分泌腫瘍診療の課題と展望
上野 誠
1
,
工藤 篤
2
,
肱岡 範
3
,
池田 公史
4
1神奈川県立がんセンター消化器内科肝胆膵部長
2東京医科歯科大学肝胆膵外科准教授
3国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科医長/希少がんセンター
4国立がん研究センター東病院肝胆膵内科科長
pp.4-10
発行日 2020年12月21日
Published Date 2020/12/21
DOI https://doi.org/10.34449/J0118.01.01_0004-0010
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神経内分泌腫瘍(neuroendocrine neoplasm;NEN)とは,神経内分泌細胞に由来する腫瘍であり,全身のさまざまな臓器に発生するが,特に膵臓・消化管に多い。膵・消化管NENの年間発症人数は人口10万人に3〜5人であり希少疾患といえるが,近年,増加傾向にあるといわれており,またWHO分類の改訂や治療薬の保険承認が続くなど注目を集めている。記念すべき創刊号の座談会では,本領域のエキスパートの先生方にお集まりいただき,NENの診断と治療における現在のトピックと今後の展開について議論いただいた。
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