The review of clinical study
PALOMA-3試験
小谷 はるる
1
1愛知県がんセンター病院乳腺科医長
pp.57-58
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0096.05.02_0057-0058
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PALOMA-3試験は内分泌療法中に増悪したホルモン受容体陽性進行乳癌を対象に,フルベストラント(FLU)併用でのパルボシクリブの有効性を検証した第Ⅲ相試験である。主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)はパルボシクリブ群で大幅な延長を認め,中間解析の時点で試験は有効中止となった。PALOMA-2試験の結果も踏まえ,使用のタイミングについては議論があるものの,ホルモン陽性転移性乳癌におけるパルボシクリブの有用性を確立した試験である。
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