今月の臨床 知っておくべき婦人科腫瘍の臨床試験―専攻医必携マニュアル
卵巣がん
PARP阻害薬―SOLO-1試験/PAOLA-1試験/PRIMA試験/SOLO-2試験/NOVA試験
藤原 聡枝
1
1大阪医科薬科大学産婦人科学教室
キーワード:
卵巣がん
,
オラパリブ
,
ニラパリブ
,
ベバシズマブ
,
維持療法
Keyword:
卵巣がん
,
オラパリブ
,
ニラパリブ
,
ベバシズマブ
,
維持療法
pp.445-451
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790050445
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●BRCA遺伝子変異を有する初発進行卵巣がんに対するオラパリブ維持療法(SOLO-1試験),BRCA遺伝子変異の有無を問わずプラチナ奏効が確認された初発進行卵巣がんに対するニラパリブ維持療法(PRIMA試験)の有効性が示された.
●相同組み換え修復欠損を有する初発進行卵巣がんに対して,プラチナ製剤とベバシズマブ併用療法後のオラパリブ・ベバシズマブ併用維持療法(PAOLA-1試験)の有効性が示された.
●プラチナ奏効が確認されたBRCA遺伝子変異を有するプラチナ感受性再発卵巣がんに対するオラパリブ維持療法(SOLO-2試験),BRCA遺伝子変異の有無を問わずプラチナ奏効が確認されたプラチナ感受性再発卵巣がんに対するニラパリブ維持療法(NOVA試験)の有効性が示された.

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