若手ドクターの広場
京都のアルコール依存症専門クリニックでの診療を通じて
安東 毅
1
1安東医院副院長
pp.54-55
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.03.02_0054-0055
- 有料閲覧
- 文献概要
「はじめに」現在、私は京都の安東医院というアルコール依存症専門クリニックで副院長として勤務する傍ら、いわくら病院で非常勤医師として勤務しています。安東医院は私の父が1995年に開院したアルコール依存症専門のクリニックであり、おかげさまで2015年1月に開院20年を迎えることができました。京都で、アルコール専門病棟を持ついわくら病院や広兼医院の廣兼元太先生のご協力をいただいて、日々アルコール依存症の治療に取り組んでいます。「アルコール依存症専門クリニックでの診療」当院へ通院中の方の8割以上はアルコール依存症の方ですが、最近はギャンブル依存症(病的賭博)や薬物依存症、摂食障害やその他の依存症(インターネットや買い物など)の相談も多くなってきています。また、昨年の新患患者のうち女性が3割近くを占めており、女性が多くなってきている印象があります。高齢者の受診も増えてきており、認知症との鑑別を要する方も増えています。
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.