特集 内科 疾患インストラクションガイド―何をどう説明するか
精神疾患
アルコール依存症
加藤 純二
1
1宮千代加藤内科医院
pp.577-578
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402105594
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どのような病気なのでしょうか
▲アルコールは飲み続けていると一部の人で依存症を起こします.
▲診断基準は抗不安薬・精神安定剤などと同じで,次の6項目のうち3つ以上が該当すれば依存症と診断されます.①薬物使用への強い欲求(=精神的依存),②使用の時期や量の統制が困難,③離脱症状とその回避のための薬物使用(=身体的依存),④耐性の増強(=酩酊感が得られず泥酔),⑤薬物に代わる楽しみや興味を失う,⑥有害性に気づいているが,薬物を使用することである.
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