ドライアイベストリサーチアワード受賞論文解説
ドライアイが引き起こす慢性疼痛の発症メカニズムと治療アプローチ
鄭 有人
1
1東邦大学医学部生理学講座統合生理学分野
キーワード:
ドライアイ
,
慢性疼痛
,
電位依存性Ca2+チャネルα2δ-1サブユニット
,
プレガバリン
,
三叉神経核
Keyword:
ドライアイ
,
慢性疼痛
,
電位依存性Ca2+チャネルα2δ-1サブユニット
,
プレガバリン
,
三叉神経核
pp.30-33
発行日 2024年4月22日
Published Date 2024/4/22
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.19.01_0030-0033
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モデルラットを用いた実験で,ドライアイが慢性疼痛を引き起こし,上皮障害が改善しても感覚・痛覚過敏が残存した。三叉神経核において,アストロサイトの持続的な活性化や電位依存性Ca2+チャネルα2δ-1 サブユニット(以下,α2δサブユニット)の発現増加などの病態が関与していた。また,病態メカニズムに基づいて,プレガバリン持続治療を行ったところ有効性を示した。「KEY WORDS」ドライアイ,慢性疼痛,電位依存性Ca2+チャネルα2δ-1サブユニット,プレガバリン,三叉神経核
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