ドライアイベストリサーチアワード受賞論文解説
ドライアイベストリサーチアワード受賞者決定
渡辺 仁
1
1東医院 副院長
pp.28-29
発行日 2024年4月22日
Published Date 2024/4/22
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.19.01_0028-0029
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2005年に発足されたドライアイリサーチアワードも,今回で19回目。これまでも本邦のドライアイ研究の発展に大きく貢献してきた。2023年も多くの応募があったが,そのなかから,今回も例年同様3名のドライアイリサーチアワードの受賞者を選出した。そうした受賞者の研究はいずれも優れたものであるが,当アワードでは,さらにそのなかからベストリサーチアワードを決定している。ベストリサーチアワードは,毎年,日本臨床眼科学会でアワード受賞者3名によりそれぞれの研究のプレゼンテーションを行い,審査員による投票で選出されている。つまり,ベストリサーチアワードには,研究の内容もそうだが,プレゼンテーションの能力も試されることになる。そうした過程を経て今回ベストリサーチアワードの栄誉に輝いたのは,東邦大学医学部生理学講座統合生理学分野の鄭 有人先生である。先生の研究はドライアイ患者における慢性疼痛のメカニズム,およびその治療に関する研究である。では,その内容をみてみよう。
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