特集 CURRENT TOPICS 便秘症診療の最前線
2 慢性便秘症の病態と分類
福土 審
1
1東北大学大学院医学系研究科行動医学分野教授/東北大学病院心療内科科長
pp.14-17
発行日 2020年6月30日
Published Date 2020/6/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.16.01_0014-0017
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便秘は消化器診療においてありふれた現象である。便秘は一般的には一定期間に十分な排便がみられない病態と定義される。便秘には急性便秘と慢性便秘がある。急性便秘の場合は原因となる疾患の診断と治療を第一とし,それで改善しない場合に,慢性便秘の診療を適用することになる。臨床的に問題になるのは主に慢性便秘症である。なかでも機能性消化管疾患の機能性便秘,便秘型過敏性腸症候群,機能性排便障害の診療の重要性が高い。
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