特集 CURRENT TOPICS 2nd GAST SUMMIT JAPAN学術講演会ハイライト
ワークショップ:日本ヘリコバクター学会のガイドラインを検証する 3 診断法
下山 克
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1弘前大学大学院医学研究科消化器血液内科学講座 准教授
pp.31-31
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.13.02_0031-0031
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今回のガイドラインにおける診断法の記載のうちいくつかを取り上げて検証し,新しい知見を追加する。今回のガイドラインにおいて特に変わった点は,除菌判定の診断補助として新たに血清ペプシノーゲン法や画像診断を取り入れた点である。正しい除菌判定結果を得るために除菌治療後4週間以上の間隔をあけることが推奨される。除菌後1~2ヵ月目には尿素呼気試験(urease breath test:UBT)または便中抗原検査を実施し,血清抗体検査は除菌治療後半年以上あけて行うことがガイドラインで推奨されている。
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