DEBATE ON GI THERAPY ディベート
ヒスタミンH₂受容体拮抗薬(H₂RA)「役目は終わった,不要である」とする立場から/「存在価値はある,まだ必要である」とする立場から
岩切 勝彦
1
,
三輪 洋人
2
1日本医科大学大学院医学研究科消化器内科学教授
2兵庫医科大学消化器内科学 主任教授
pp.53-61
発行日 2016年9月30日
Published Date 2016/9/30
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.12.01_0053-0061
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三輪:今回はヒスタミンH2受容体拮抗薬(histamine H2 receptor antagonist:H2RA)の存在価値の有無についてディベートを行いたいと思います。私はH2RAはまだ必要であるという立場,岩切先生はH2RAがもう不要であるという立場から討論を行います。まずは酸関連疾患の治療の歴史について振り返っていただけますか。本企画は,問題点をより明確にすることを目的としているため,ここでの論者による議論は,あえて一方の見地に立った場合のものであり,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。「役目は終わった,不要である」とする立場から/岩切勝彦「存在価値はある,まだ必要である」とする立場から/三輪洋人
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