Green Club 座談会
緑内障患者のQOLを考える
杉山 和久
1
,
内藤 知子
2
,
川瀬 和秀
3
,
新田 耕治
4
1金沢大学医薬保健研究域医学系眼科学教授
2グレース眼科クリニック 院長
3岐阜大学大学院医学系研究科眼科学講座臨床教授
4福井県済生会病院眼科部長
pp.31-42
発行日 2017年2月28日
Published Date 2017/2/28
DOI https://doi.org/10.34449/J0024.00.53_0031-0042
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緑内障治療は患者さんの視機能を維持することが目的ですが,最終的なゴールは患者さんのQOLを維持することにあります.近年,緑内障の診断と治療には目覚ましい進歩がある一方で,それらの多様な手段の中から個々の症例に適したものを選択し,QOLに配慮した管理を長期にわたり行っていくのは容易なことではありません.医療者は緑内障を有する患者さんが何を望み,何を負担や不安に感じているのかを理解して治療にあたることが求められます.今回の座談会では,緑内障診療の経験豊富な先生方にお集まりいただき,緑内障患者さんのQOL について,視力や視野との関係,自動車運転の実際,治療によるQOL低下の問題から具体的な方策まで,さまざまな観点からご討議いただきました.
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