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特集 第74回日本臨床眼科学会講演集[2]
特別講演
緑内障からQOLを守るためのストラテジー
Strategies for maintaining quality of life in glaucomatous patients
福地 健郎
1
Takeo Fukuchi
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野
キーワード:
緑内障
,
QOL
,
quality of life
,
視野
,
VFQ-25
,
黄斑部障害
,
トラベクレクトミー
,
OCTA
Keyword:
緑内障
,
QOL
,
quality of life
,
視野
,
VFQ-25
,
黄斑部障害
,
トラベクレクトミー
,
OCTA
pp.425-434
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213952
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日本緑内障学会による緑内障診療ガイドライン第4版において,「緑内障治療の目的は,視覚の質(quality of vision:QOV)と,それに伴う生活の質(QOL)を維持することである」と明記された1)。第3版までの「患者の視機能の維持することである」と意図するところは同じだが,より患者の立場に立った表現がされている意味でこの違いは大きい。緑内障でQOLがどのように障害されるのかは,疾患の本質にかかわる問題であるが,まだ十分には理解されていない。QOLという観点から緑内障治療を進めていくために,視野障害とQOLの関連,緑内障による黄斑部障害・中心窩障害を中心に講演した。
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