連載
ホルモンQ&A
大須賀 穣
1
1東京大学大学院医学系研究科産婦人科学教授
pp.67-70
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.02_0067-0070
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日本産科婦人科学会の『産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2020』では「囊胞性病変を伴わない子宮内膜症の治療は?」に対して,「低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP),プロゲスチンを第一選択,GnRHアゴニスト,ダナゾールを第二選択として投与する,」とある1)。しかしながら,GnRHアンタゴニストの記載は見当たらない。この理由はこのガイドライン発刊以降にGnRHアンタゴニストであるレルゴリクスが「子宮内膜症に基づく疼痛の改善」の適応を取得したからである。
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