特集 ART―先端技術の理論とエビデンス―
PPOS(progestin-primed ovarian stimulation)法
川井 清考
1
1亀田IVFクリニック幕張院長/生殖医療科部長
キーワード:
PPOS
,
調節卵巣刺激
,
プロゲスチン
,
体外受精
,
LHサージ
Keyword:
PPOS
,
調節卵巣刺激
,
プロゲスチン
,
体外受精
,
LHサージ
pp.11-17
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.02_0011-0017
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治療選択の多様化が進み,全胚凍結戦略が選択される機会が増加している。Premature LHサージを抑制する手段として,プロゲスチンを使用する調節卵巣刺激法,progestin-primed ovarian stimulation(PPOS)法は,全胚凍結を前提として実施される近年報告された方法である。これまで行われてきたGnRHアゴニスト法,アンタゴニスト法と比較しても臨床成績に差がなく,安価であり,患者利便性の高い手法である。PPOS法を卵巣刺激治療選択に導入することは,生殖医療に従事する医師には必須となることが予想されるため,これまでの報告をもとに,利点・適応について述べる。「KEY WORDS」PPOS,調節卵巣刺激,プロゲスチン,体外受精,LHサージ
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