特集 QOL向上のための内分泌療法
子宮内膜症
谷口 文紀
1
1鳥取大学医学部生殖機能医学分野准教授
キーワード:
LEP
,
連続投与
,
プロゲスチン
,
GnRH アゴニスト
,
GnRH アンタゴニスト
Keyword:
LEP
,
連続投与
,
プロゲスチン
,
GnRH アゴニスト
,
GnRH アンタゴニスト
pp.35-39
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.24.04_0035-0039
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子宮内膜症の内分泌療法においては,低用量エストロゲン・プロゲスチン製剤 (low dose estrogen and progestin;LEP) ,プロゲスチンあるいは性腺刺激ホルモン放出ホルモン (gonadotropin releasing hormone;GnRH) アゴニストの有用性が高い。最近では,休薬期間をおかず長期連続投与するLEPが保険収載され,治療の選択肢が増した。本症を薬物療法で根治させることは困難であるが,これらの薬剤による長期維持療法により,疼痛緩和だけでなく病巣の増殖抑制効果も期待できる。これらを応用して,さまざまなライフステージにある子宮内膜症患者のQOL向上を考慮した治療法を選択することが重要である。「KEY WORDS」LEP,連続投与,プロゲスチン,GnRH アゴニスト,GnRH アンタゴニスト
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