特集 受精と胚発生をめぐる話題
紡錘体移植・核移植と胚発生
平賀 裕章
1
,
立花 眞仁
2
1東北大学病院産婦人科医員
2東北大学病院産婦人科准教授
キーワード:
ミトコンドリア置換療法
,
核移植
,
紡錘体移植
,
極体移植
,
細胞質移植
Keyword:
ミトコンドリア置換療法
,
核移植
,
紡錘体移植
,
極体移植
,
細胞質移植
pp.43-48
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.29.01_0043-0048
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核移植技術は50年以上の歴史がある技術であり,これまでに卵核胞移植(GVT),前核移植(PNT),紡錘体移植(MST),極体移植(PBT)などが報告されてきた。いずれもミトコンドリア遺伝病に対するミトコンドリア置換療法(MRT)として研究されてきた経緯があり,PNT・MSTについては医療への適用が現実のものとなっている。本稿では核移植の各技術の特徴をまとめ,特にMSTについて詳述する。また,核移植研究から派生する技術にも多くの可能性が秘められていることについても紹介したい。「KEY WORDS」ミトコンドリア置換療法,核移植,紡錘体移植,極体移植,細胞質移植
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