特集 性ホルモンと産生・依存性腫瘍の基礎と臨床
性ホルモン産生と作用機序 (1)性ホルモンとその受容体
森 泰輔
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科女性生涯医科学准教授
キーワード:
エストロゲン
,
プロゲステロン
,
アンドロゲン
,
エストロゲン受容体
,
プロゲステロン受容体
Keyword:
エストロゲン
,
プロゲステロン
,
アンドロゲン
,
エストロゲン受容体
,
プロゲステロン受容体
pp.11-16
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.27.02_0011-0016
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
性ホルモンは性腺に作用して,精子や卵胞の成熟,月経や排卵の成立,着床・妊娠の維持に関与すると考えられてきた。しかしながら近年,性ホルモンは性腺のみならず,骨,血管,脳,筋肉などの多くの性腺外臓器や組織の機能に影響し,癌の進展・転移機構,糖や脂質の代謝にまで多彩な作用を発揮することが明らかになってきている。本稿では,女性ホルモン(エストロゲン,プロゲステロン)と男性ホルモン(アンドロゲン),およびそれぞれの性ホルモン受容体を介した作用について概説する。「KEY WORDS」エストロゲン,プロゲステロン,アンドロゲン,エストロゲン受容体,プロゲステロン受容体
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.