特集 ACO:喘息とCOPDのオーバーラップ
管理目標と予後
海老原 明典
1
1東海大学医学部附属東京病院呼吸器内科 准教授
pp.53-56
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.07_0053-0056
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まず,日本呼吸器学会のCOPD診断と治療のためのガイドライン1)から,管理目標を引用する。COPD患者では喘息患者と異なり常に気流閉塞があり,かつその病態は進行性である。このような病態の特徴から,ガイドラインでは管理目標を①~⑥のように定めている。① 症状およびQOL(quality of life:生活の質)の改善② 運動耐容能と身体活動性の向上および維持③ 増悪の予防④ 疾患の進行抑制⑤ 全身併存症および肺合併症の予防と治療⑥ 生命予後の改善「key words」ACO,COPD,喘息,オーバーラップ,予後
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