特集 ACO:喘息とCOPDのオーバーラップ
治療(薬物療法,非薬物療法) 急性増悪の対策
佐伯 翔
1
1近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科 助教
pp.47-51
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.35.07_0047-0051
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好酸球性気道炎症と可逆的気道狭窄をきたす喘息と,好中球性気道炎症と固定性気道閉塞をきたす慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)は,閉塞性換気障害を呈する代表的な呼吸器疾患であり,ACOS(Asthma-COPD Overlap Syndrome)はこの喘息とCOPDが併存した病態を有するものと定義されている。本疾患は2014年5月にGOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)とGINA(Global Initiative for Asthma)から共同でACOSとして発表されたが1),症候群(Syndrome)の名称が喘息やCOPDとは独立した新たな疾患の印象を与えるために,GINA2017からACO(Asthma-COPD Overlap)と改訂された。「key words」ACO,急性増悪,治療,合併症
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