特集 がんのバイオマーカー:さらなる早期発見と的確な治療薬選択を目指して
血漿中遊離アミノ酸プロファイルに基づくがんスクリーニングの有用性
山門 實
1
1足利工業大学看護学部学部長
キーワード:
血漿遊離アミノ酸プロファイル
,
アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)
,
アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)
,
がんスクリーニング
,
がん予知・予防
Keyword:
血漿遊離アミノ酸プロファイル
,
アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)
,
アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)
,
がんスクリーニング
,
がん予知・予防
pp.39-43
発行日 2016年11月20日
Published Date 2016/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.34.11_0039-0043
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血漿中遊離アミノ酸(plasma free amino acid;PFAA)は生体内の代謝状態を反映することから,がん,肝不全,腎不全,糖尿病,精神疾患などのさまざまな疾患において変動する可能性があり,事実,PFAAの異常ががん患者で認められている1)。さらに最近,PFAAを変数とした多変量解析を用いて健康状態をスコア化する「アミノインデックス技術」が確立され2),がんに罹患している確率を評価する新規のがん検診としてアミノインデックス®がんリスクスクリーニング(AminoIndexTM Cancer Screening;AICS)が開発された3)4)。現在,肺がん5)6),胃がん5),大腸がん5)7),膵がん8),前立腺がん5)9),乳がん5)7)とともに,子宮がん・卵巣がん10)11)についてのAICSが実用化されていることから6),本稿では,アミノインデックス技術の臨床応用の1つであるAICSの概要と,その臨床応用の有用性について概説する。「KEY WORDS」血漿遊離アミノ酸プロファイル, アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS),がんスクリーニング,がん予知・予防
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