特集 小児の人工呼吸器 アップデート
Ⅲ.おもな疾患の人工呼吸管理の実際
先天性心疾患・心不全における小児の人工呼吸器管理:循環動態との相互作用を中心に
権守 延寿
1
,
竹内 宗之
1
1国立循環器病研究センター集中治療部
キーワード:
心肺相互作用
,
肺血管抵抗(PVR)
,
陽圧換気(PPV)
,
先天性心疾患(CHD)
,
Qp/Qs比
Keyword:
心肺相互作用
,
肺血管抵抗(PVR)
,
陽圧換気(PPV)
,
先天性心疾患(CHD)
,
Qp/Qs比
pp.1323-1328
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002487
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SUMMARY
▷陽圧換気は胸腔内圧上昇により静脈還流を低下させ,心拍出量を減少させる可能性がある.
▷呼気終末陽圧(PEEP)は肺虚脱改善で肺血管抵抗(PVR)を下げる一方,過剰な設定は肺過膨張をまねき,右室(RV)後負荷を増大させる二面性をもつ.
▷左室(LV)後負荷は経壁圧低下により軽減されるため,左心不全・肺うっ血では陽圧換気が有効に働く.
▷Glenn-Fontan循環では陰圧(自発呼吸)への移行が肺血流を改善し,早期抜管が推奨される.
▷小児の先天性心疾患・心不全管理では循環視点(前後負荷・PVR・Qp/Qs)を含めた人工呼吸評価が本質である.

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