特集 日本が解き明かした病気―疾患概念の確立から現在まで―
Ⅰ.日本人が原因を明らかにした病気
鏡・緒方症候群
鏡 雅代
1
1国立成育医療研究センター研究所分子内分泌研究部臨床内分泌研究室
キーワード:
鏡・緒方症候群
,
インプリンティング疾患
,
メチル化解析
,
ベル型・コートハンガー型小胸郭
,
14番染色体インプリンティング領域
Keyword:
鏡・緒方症候群
,
インプリンティング疾患
,
メチル化解析
,
ベル型・コートハンガー型小胸郭
,
14番染色体インプリンティング領域
pp.779-785
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000002348
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SUMMARY
▷鏡・緒方症候群は,ベル型・コートハンガー型小胸郭.特徴的顔貌,羊水過多,腹壁異常などを主徴とする先天性疾患である.
▷1991年にその遺伝学的原因として14番染色体父性片親性ダイソミー〔UPD(14)pat〕が初めて報告された.
▷筆者らはUPD(14)patをみとめない家系例において,14q32.2インプリンティング領域内の微小欠失を同定し疾患の原因として2008年に報告した.
▷その後,症例の集積を進め疾患概念を確立し,患者生体試料を用いた解析から,14q32.2領域の遺伝子発現制御機構の解明を進めている.

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