特集 これからのガイドラインの読み方，使い方
Ⅱ．国内のガイドラインから考える
腎臓
夜尿症
内藤 泰行
1
,
安食 淳
1
,
浮村 理
1
1京都府立医科大学泌尿器科
pp.242-248
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001581
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Summary
■『夜尿症診療ガイドライン2021』には，エビデンスに基づいた各々のアルゴリズムが示され，これに従って診療をすすめることが推奨される．
■夜尿症診療は，昼間尿失禁を伴う非単一症候性夜尿症と夜尿だけの単一症候性夜尿症に分けて考え，非単一症候性夜尿症ではまず昼間の症状の治療に取り組む．
■夜尿は子どものみならず世話をする保護者の生活の質にも負の影響をもたらし，適切な治療によりその影響は改善されることが知られており，本人と保護者が治療を希望する場合には積極的に取り組むことが推奨される．
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