特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
腎臓
ネフローゼ
濱田 陸
1
,
郭 義胤
2
,
丸山 彰一
3
,
石倉 健司
4
1東京都立小児総合医療センター腎臓・リウマチ膠原病科
2福岡市立こども病院腎疾患科
3名古屋大学大学院医学研究科腎臓内科
4北里大学医学部小児科学
pp.249-259
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001582
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Summary
■小児特発性ネフローゼ症候群の診療ガイドラインが2020年に改訂され,2022年に補遺が作成された.
■今回の改訂ガイドラインは『Minds診療ガイドライン作成の手引き2014』に準拠しており,システマティックレビューが行える事項のみCQ形式とし,より正確な記載とするためにCQ形式と記述形式の混在する形式となっている.
■内容面では,「初発時のプレドニゾロン投与方法」「難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ治療」についての新たなエビデンスが記載された.
■わが国のガイドラインに前後して,KDIGOならびにIPNAからもガイドラインが作成されているが,定義も含め種々の差異が存在する.

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